終戦間近の7月18日と24日、軍需工場を有した桑名市内は2度に渡る空襲によって大きな打撃を受けました。
それにより当時江戸町で営んでいた当店もすっかり焼失してしまいましたが、翌年、復員した二代目(現社長の父親)が、桑名駅近くの新勢マーケットと呼ばれたバラック商店街の一角で営業を再開致しました。
物資(商品)がかなり潤沢に並んでいますので、実際には1950年前後の写真かもしれません。
昭和31年頃の画像です。
昭和28年に新勢マーケットから、桑名駅前の現在の地に移転した木造2階建ての当店『卸部』の正面です。
画像には映っていませんが、左手には『小売り部』いわゆるお店がありました。
小さくて見えませんが、中から外をみている女の子は、現社長の2−3歳のころと推測されます。
終戦から11年。国や国民が少しずつ元気を取り戻し始める頃です。